2011年10月28日

富山県 越中五箇山「悠久紙」

先日の『DUE MANI 紙の手仕事展』の会場で、富山県の五箇山で「悠久紙」をすいている、紙漉きの宮本さんに出会いました。

越中五箇山 悠久紙
http://www1.tst.ne.jp/yukyushi/index.html

悠久紙展2010
http://www1.tst.ne.jp/yukyushi/yukyushi_ten/10yu_ten.html


素敵なレターセットを頂きました。未晒しで、奇をてらっていなくて、正直な感じがする和紙。
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素朴な文字が良い感じの説明文と、「産地別 すぐわかる和紙の見わけ方(久米康生著 H15 東京美術)」
によれば、地の楮を原料に、雪晒しをして、楮の塵取りを水の中ではなく、掘りごたつの上で行う陸選り(おかより)をして、木槌で叩いて、強靭な昔ながらの紙づくりがされてきました。桂離宮や重要文化財の古文書の修復に使用されているそうです。

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江戸時代には、加賀藩最大の紙郷だったそう。消費地に近かったのも栄える一因だったのでしょう。

直接紙すきの宮本さんとお話できたのも良かったです。
また見に行きたい漉き場が一つ増えました。
またチャンスが来たら、富山県の五箇山と八尾に行ってみたいと思います。
posted by 来来 at 14:46| 和紙