
2011年1月26日、大手町の日経ホールで、「ポスト上海万博~巨大化する中国と日本」という演題の
日本産業館記念シンポジウムを聞いてきました。運よく抽選で参加することができました。
第1部「上海万博御の景況と日中経済の未来像」
第2部「万国博で始まる中国の技術と美学」
タイトルを聞いただけですでに面白そうです。
実際、第2部では、万博会場や中国パビリオンの設計を行った中国の方から、基本的な設計の考え方のお話が聞けて、それが一番面白かったです。あの赤くて大きな「中国館 東方の冠」は、中国の歴史と文化の様式を踏まえたパビリオン建築だということを納得しました。
中国のメガロポリス構想も、規模の大きさに聞いてゾクゾクしました。町が大都市になることで、ライフクオリティ、ライフスタイルが都市化し、その変化に伴って商業機会が増えるとのこと。社会人になってから、不景気の日本しか知らない世代としては、考えただけでわくわくします。
私が無知なのだと思うけど、対米輸出より対中輸出の方が今はもう多いことを知りました。いつのまにね。これから日本の輸出全体の3分の1まで増えると言っていました。
日本産業館代表の堺屋太一先生が最後に、日本は「好き好き開国」をしなければならないとのこと。江戸の終わりに「嫌々開国」をしたけれど、今度は日本をもっと中国や世界に受け入れてもらうためにです。
大きく世間が動いていると実感して、数日間は中国で頭がいっぱいでした。まだまだ微力だけれど、上海万博に少しでも関われたことがうれしくなりました。
詳しくは、日経新聞に載るそうですが、詳しく書いている方のブログを見つけました。