2011年10月06日

DUE MANI 紙の手仕事展

今年も素敵な展示会のおハガキが届きましたぴかぴか(新しい)

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『DUE MANI 紙の手仕事展』
2011年10月13日(木)〜23日(日)
11時〜19時まで 17日(月)お休み
渋谷区神宮前 GALLERY HIPPO
http://www.gallery-hippo.com/

花牟禮亜聖さんと安原ひろみさんの、紙作品の展覧会。
昨年の展示会もすてきな作品でいっぱいでした。
昨年の記事>>
posted by 来来 at 12:25| 展示会のお知らせ

2011年09月26日

手漉き紙展vol.4 「和紙を愛でる」

来月、北海道の函館市で、隔年開催の手すき紙展4回目が開催されます。

手漉き紙展vol.4 「和紙を愛でる」
10月6日(木)〜8日(土)
AM10:00〜PM6:00
函館市地域交流まちづくりセンター(旧丸井今井)2F
アクセス>>

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posted by 来来 at 15:56| 和紙

2011年09月22日

はこがみ&ショップカード

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黄色い笑顔と縦線模様の「はこがみ」は、昨年のデザイナーズウィークで出展していた、多摩美の学生さんから購入。1枚の紙に切り込みを入れるだけでできる箱です。いいアイデアです。名刺を入れたり、ショップカードを入れたりするのにぴったりなサイズ。

今年はビジネス交流会に何度も出ているので、だんだん名刺も多くなってきました。
ショップカードも、おいしかったり、素敵だなぁと思ったらもらってくるので増える一方です。

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ショップカード上から。

ECHIRE
丸の内の「エシレ」バターのお店。お店じゅうがふんわりエシレバターのいいにおいがします。パッケージも素敵です。
http://www.kataoka.com/echire-shop.html

ブーランジェリーケロック
ビーナスラインで見かけた長野県茅野市にある、とてもかわいい小さなパン屋さん。おいしそうな菓子パンが並んでいたので、ついつい買いすぎました。
http://www.kerock.jp/

SUOPS 八ヶ岳
これも茅野市にあるスープやさん。古民家を改築したお店で和みます。野菜たっぷりのスープがおいしかったので、他の味も食べに行きます。
http://www.soups-yatsugatake.com/http://www.soups-yatsugatake.com/

左側の濃紺のカードは、世田谷の駒沢にあるお店。

Bistro Azur ビストロアジュール
歯の矯正を気遣って頂いて、やわらかいメニューに変更して下さいました。明るくておいしくて、素敵なビストロです。

食べログの記事
http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131707/13099890/
posted by 来来 at 00:49| パッケージ

2011年09月18日

全国手漉き和紙青年の集い2011 龍神村

9月2日から、和歌山県田辺市龍神村で「全国手漉き和紙青年の集い」が開催されました。

台風12号が接近していたので、羽田から南紀白浜行きの飛行機は欠航でした。品川に戻って新幹線で大阪、電車で和歌山まで行き、レンタカーで龍神村に向かいました。有田インターを降りて、みかん畑を抜けて山道を走る頃には、すでに大粒の雨が降り始めていました。数年ぶりに参加する青年の集いですし、「龍神村」という響き。一度は行ってみたい場所でしたので、ほぼ執念で移動していました。

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龍神村だけに、橋には龍がいました。

台風の影響で3泊もお世話になったのは、日本三美人の湯「季楽里(キラリ)」です。日高川の川沿いにあります。内装には、奥野さんの紙がいたる所に使われていて、居心地のいい、ほっとする空間です。温泉も良いお湯でした。

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左側はロビーの天井から下がる和紙のランプ。風に揺れて素敵です。右側の仕切り(?)も、楮の繊維を編んだもの。これ、私も欲しいです。


■9月3日
大雨の中「龍神村アートセンター 山路紙紙漉き工房」を見学しました。奥野さんが漉かれるアートな紙作品と、発色がきれいな草木染めの手漉き紙に感動しました。楮も機械を使わず、手作業で叩いて細かくしているとのこと。漉き道具も自作していると聞いて驚きです。龍神村では、昭和の始めまで松煙作りや山の産物の出荷に利用された「山路紙(さんじがみ)」という紙が漉かれていたそうで、その紙も復活されていました。

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アートな奥野さんの紙作品。DMにも使われた足跡の作品は家族がいた証だと聞いて、福島を思って胸が熱くなりました。

9月14日から25日(日)まで、東大阪市の「ギャラリ―砌(みぎり)」で、奥野さんご夫婦の展示会「明日へ伝えること」が開催されます。


この日に行く予定だった本宮町の熊野神社あたりは、道路が冠水したため行くことができませんでした。この地域でも昭和30年代に「音無紙(おとなしがみ)」という、とてもやわらかい紙が作られていたそうです。ティッシュの普及でなくなってしまったそうですが、アートセンターに展示してあったので実際触ってみると、やわらかくて、ほぼティッシュです。

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その夜は、皆さん持ち寄られた紙を見て、紙の材料である楮の生産、調達、処理、価格などについて話合いでした。それを聞いていて、日本の農業と紙生産の結びつきを考えていました。

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名塩紙。土を混ぜて漉くので耐火性に優れ、防虫効果もあるとこのこと。土の種類で色も異なるそう。ひんやりトロンとした表面が気持ちいい紙です。兵庫県西宮市名塩、次に行きたい産地です。

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新潟県柏崎市、門出和紙の見本帳。かわいすぎる柄。「五感で感じる和紙」という小林さんの言葉が強く心に残っています。おいしい「久保田」のお酒もご馳走様でした。

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岡山県津市、上田さんの紙。バリエーション豊富な色です。

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素材感が面白い竹の紙。京都の竹紙専門店テラさんのブログ「ギャラリーテラ&ショップ 清滝 西陣」にも、今回の青年の集いの記事がありました。


■9月4日
停電でテレビも固定電話もネットもソフトバンク以外のケータイも繋がらなくなりました。崩落や冠水で山を降りる道がなくなり、さらに龍神村にもう1泊することに。日高川はまだまだ増水しているし、ほぼ孤立していたようです。

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増水して水蒸気があがる日高川。

それでも、少し山を下って食料品店に行ったり、ホテル側の「曼荼羅美術館」に行ったり、風情ある「上御殿旅館」を見に行ったり。

お土産で頂いた高野紙の三鈷杵(さんこしょ)の宝来。宝来とは、〆縄の代わりに縁起のいい柄を切り抜いて飾る高野山の風習だそうです。
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■9月5日
朝、雨も上がってようやく下山です。和歌山に戻る下山の道すがら、細い道には木や岩が崩れ落ち、車が横転して家がくずれ、橋には洪水の跡が残り、自衛隊の災害救助車が出ていました。

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先月は福島で津波の跡を初めて見て、今月は和歌山で山崩れと洪水も初めて見ました。天災は恐ろしいです。

東京に戻りニュースを見て、和歌山が甚大な被害に遭っていたことを知りました。迷惑な客にもかかわらず、お世話して下さった事務局の方、龍神村の行政の方、「季楽里」の方々に頭が下がる思いです。



それでも私のメモ帳数ページには、いろんな紙の情報、アイデア、考え、感想がびっしりです。どこにも行けなかった分、充実した時間を過ごすことができ、忘れられない貴重な会になりました。

熊野古道も、熊野大社も、高野山も、くじらの博物館も、那智の大滝も、和歌山には行きたいところがたくさんあります。お天気が良い時にまた行きたいです。

台風の被害から、一日も早く復興されることをお祈りしています。
posted by 来来 at 17:43| 和紙

2011年08月17日

津波の跡

今回は紙の話題ではありません。

福島県の南端にあるいわき市に実家があるのですが、テレビではあまりクローズアップされませんが、市の南方でも津波の被害を受けています。

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津波で堤防が壊れて散乱し、揺れで山が崩落して、小さい頃に遊びに行った海岸沿いの集落がなくなりました。真新しい卒塔婆がつらくて、海に向かって手を合わせるだけしかできません。

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もうすぐ津波から半年になるけれど、港では船が未だひっくりかえったままです。

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いろんな思い出がある新舞子浜への道は、途中で通行止め。きれいに整備されていた駐車場は、激しい段差ができていました。

もっとひどい状況のところもあるし、原発は未だに収束していないし、家族友人から状況を聞いたりしてはいたけれど、実際に目にすると、思った以上に衝撃が大きくて、「がんばれ」とか、「がんばって」とか、今は虚しく思えます。
posted by 来来 at 15:36| 日々の暮らし

2011年07月01日

八女手すき和紙の団扇

暑いとつい、お店のノベルティでもらった団扇なんかを使ってしまいますが、今年は節電の夏ですから、エアコン控え目に、団扇を使おうと思いました。リビングに常に置いておくものなので、お気に入りを使いたいです。

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福岡県八女市で漉かれている和紙をつかった団扇です。八女特有の楮は繊維が長く、色が鮮やかです。持ち手の柄が黒いのも、大人っぽくて素敵です。

楽天ショップ「ペーパーアーツ」では、全部で7種類、1本づつ入荷しました。インテリアや浴衣に合わせてお選びください。

posted by 来来 at 11:59| ペーパーアーツ

2011年06月26日

和紙の袋

和紙の袋を2種類。

一つ目は、先日のデザイナーズフェスタで見つけた、「久奈屋」さんの「贈り袋」。レトロモダンな紙文具を手作りしているとのこと。越前の和紙を使っているそうです。

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二つ目は、これも大分前に銀座の伊東屋さんんで、越前和紙の展示会があったときに購入したもの。「和紙のとり皿 5色入り」。

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いつか使おうと思ってキッチンに置いておいたけど、プレゼントを入れて、お友達のバックに入れてもらうには封が出来ず、なかなか使うチャンスがありませんでした。

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こんな感じに使うのかな?広尾の「正庵」の杏大福と杏どら焼きを入れてみました。ママ友や親戚家族が近くにいて、「おすそ分け」が頻繁にある人には便利かもしれません。
posted by 来来 at 14:50| 和紙

2011年06月13日

手漉き紙四人展2011

今年の「手漉き紙四人展2011」は、賑やかな初日でした。

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「手漉き紙四人展2011」
2011年6月13日(月)〜18日(土)
日本橋 小津ギャラリ―

今回の作家さんは、
新井悦美さん、田村智美さん、松尾佳良子さん、三宅賢三さんです。

鮮やかなカラーバリエーション。八女市の松尾さんの紙。

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紙ができる表現の可能性を感じました。田村さんの大きな作品。
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今回も迫力ある新井さんの紙。左奥に見えるのは、三宅さんの作品です。
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posted by 来来 at 23:54| 和紙

2011年04月29日

店頭デザイン大解剖展

つい買いたくなるお店の「しかけ」とは?

これは見逃せない気になるタイトル。見に行ってきました。

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印刷博物館P&Pギャラリ―
2011年5月8日(日)まで。

つい見る
つい気になる
つい選ぶ
つい納得する
つい好きになる

店頭での5つの行動に沿って、実際の企業SPが紹介されていました。
あ、これは見たことある、という企業の什器もありました。

「陳列手法」×「造形・デザイン」×「メッセージ」

の組み合わせによる店頭でのPOPは、単に目立つだけでなく、いろいろ消費者の行動を想定して作られています。よく考えられていて、面白くて、3回くらい同じ会場をぐるぐる回りました。

今からもう一度、SPの会社で働く機会があったら、昔とはまた違った視点で、もっと深いところで仕事を進められるのではないかと、たまに思うことがあります。
posted by 来来 at 15:54| 来来デザイン

2011年04月27日

創作和紙タペストリー展

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創作和紙タペストリー展2011年4月28日(木)まで。
うおがし銘茶 築地親店5階 SPACE「会」
http://www.uogashi-meicha.co.jp/shop_02.html

今回も素敵なタペストリー作品が揃いました。舞台美術に使用する大きな作品もあり、見応え十分でした。

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posted by 来来 at 18:06| 来来デザイン